Appleギフトカードの買取詐欺が急増!よくある手口と返金を含む対処法
- Appleギフトカード買取


Appleギフトカードを使った詐欺があるの?もしかして詐欺だったかも?
コンビニやインターネットで購入できる便利なAppleギフトカード、実は近年Appleギフトカードを悪用した特殊詐欺が急増しています。
今までもAmazonギフト券などを使った特殊詐欺は存在しましたが、2025年現在では電子ギフト券を悪用した特殊詐欺は9割がAppleギフトカードです。
「こんな詐欺まで?」と驚くような内容のケースが急増しています。
今回は、実際に詐欺に遭われた方のケースや対処法について詳しく紹介していきましょう。Appleギフトカードの特殊詐欺は、お年寄りだけがターゲットではありません。
詐欺に遭わないように、実例や対処法について確認しておきましょう。
INDEX
1:【実例】Appleギフトカードを使った特殊詐欺3つのケース
Appleギフトカードを悪用した特殊詐欺は、2023年以前から急増しています。
2024年に公表されたデータでは、1〜3月の電子ギフト券の被害額は約5億円を超え内9割がAppleギフトカードを悪用した特殊詐欺です。
今回は3つのAppleギフトカードを悪用した特殊詐欺の実例を紹介します。
ケース1:70代男性 被害額27万円
1つ目のケースは、70代男性が27万円の被害に遭ったケースです。
パソコンにウイルスが感染したと偽の画面を表示させ、サポートするためAppleギフトカードを購入させました。いわゆるサポート詐欺と言われている手法です。
被害者の不安な気持ちにつけ込み、お金を騙し取る悪質な手法となります。
県警によると、男性がウイルス感染のメッセージとともに表示されていた連絡先に架電したところ、大手ソフトウエア企業の社員を名乗る男からアップルギフトカードの購入を求められた。男性は2カ所のコンビニエンスストアで複数回にわたって同カードを購入し、利用コードを男に伝えた。男の求めに応じてさらにカードを追加購入しようとしていたため、不審に思ったコンビニ店員に詐欺の可能性を指摘され、警察に相談したという。引用:パソコン画面に「ウイルスに感染」の表示 70代男性が27万円分の詐欺被害 沖縄署|琉球新聞
ケース2:30代女性 被害額30万円
2つ目のケースは、30代の女性がAppleギフトカードの特殊詐欺に遭ったケースです。
Appleギフトカードの特殊詐欺は、実に巧妙な手口で騙そうとしてきます。そのためお年寄りだけでなく、このように若い女性も被害に遭ってしまうのです。
警察によりますと、2023年10月8日の午後1時半ごろ、鈴鹿市に住む30代女性の携帯電話に、男から「あなたのお姉さんの携帯電話がハッキングされた。ハッキングを解除するにはAppleギフトカードで30万円を払ってもらう必要がある。30万円のうち、27万円は後日に返金する」などと電話がかかってきました。
女性は市内のコンビニエンスストアで、10万円分のAppleギフトカードを3枚購入し、男に電話でコード番号を伝え、だまし取られたということです。引用:「お姉さんの携帯がハッキング」30代女性が特殊詐欺被害 Appleギフトカード通じ30万円騙し取られる|東海テレビ
ケース3:コンビニ店員 被害額95万円
3つ目のケースは、コンビニのアルバイト従業員が詐欺に遭ってしまったケースです。
注意喚起を行う側のコンビニですが、まさか自分たちがターゲットになるとは思いもしなかったのでしょう。このようにコンビニ店員も詐欺に遭う可能性があります。
県警によると、21日午後10時45分ごろ、高知市内のコンビニの固定電話に、アップルの「iTunesサポート」を名乗る若い女性から電話があった。電話に出たアルバイト従業員は、女性から「店に置いてある電子マネーカードを更新する必要がある」「レジで精算してカードに書いてある番号を教えてほしい」と指示された。
アルバイト従業員は10万円分と5万円分の計11枚のカードをレジで精算し、カードのコード番号を読み上げた。女性が、レジに表示されるマイナス分は「更新が終われば元に戻る」と説明するのを聞いて、信じ込んだという。引用:電子マネー詐欺、標的はコンビニ店?アップルカード95万円分被害|朝日新聞
2:これも詐欺?4つのよくある手口
Appleギフトカードの詐欺は、どのような手口があるの?
1章で紹介したケースの他にも、Appleギフトカードの特殊詐欺はいくつか手口があります。
手口は非常に巧妙で、それらの方法は日々増えてしまっているのです。
今回は4つのよくある手口について紹介します。
- サポート詐欺
- LINEアカウント乗っ取り詐欺
- 在宅ワーク詐欺
- 悪徳業者の買取詐欺
上記4つの手口について、詳しく紹介していきましょう。
2-1:サポート詐欺
1つ目の手口はサポート詐欺です。
サポート詐欺の手口は、パソコンやスマートフォンを使用していると突然画面に「ウイルス感染」などのウソの画面を表示させ「ビー!ビー!」という警告音を発生させるなどします。
すると画面に「こちらから復旧サポートいたします」などの誘導が表示され、それらをクリックしてしまうと連絡がくるのです。
パソコンやスマートフォンを復旧サポートするので、復旧費用としてAppleギフトカードを購入してくるよう指示されます。
詐欺に遭う人達は「今すぐどうにかしなきゃ!」と不安な気持ちでいっぱいです。そんな時サポートしてくれる人が現れたら安心してしまいますよね。
このような心理を利用し、Appleギフトカードを使ってお金を騙し取るのです。
2-2:LINEアカウント乗っ取り詐欺
2つ目の手口は、LINEアカウントを乗っ取り詐欺を行う方法です。
何年も連絡を取っていなかった知人から、急にAppleギフトカードを購入してきて欲しいとメッセージが来たことはありませんか?
特殊詐欺グループは、LINEアカウントを乗っ取り知人になりすまして詐欺を行うケースがあります。
このような連絡が急に来た場合には、無視するようにしましょう。
2-3:在宅ワーク詐欺
3つ目の手口は、在宅ワーク詐欺です。
コロナ禍以降、在宅ワークの需要は急激に増えました。しかし在宅ワークを始めるにも、PCやデスクなど周辺環境を整える必要があるのです。また在宅OKの仕事を探す必要もあります。
在宅ワーク詐欺は、在宅ワーク求職者をターゲットとした詐欺です。
SNSなどで在宅ワークの募集をかけます。様々な必要情報を送信後、なぜかAppleギフトカードを購入しAppleギフトカードのコードを伝えるよう言われるのです。
お金をもらうために仕事をするのに、お金を払わなければ仕事ができないなんて可笑しな話ですよね。しかし被害に遭った方は「仕事をしなくては」という焦りで弱みにつけこまれてしまったのです。
注意して下さい。
2-4:悪徳業者の買取詐欺
4つ目の手口は、悪徳業者による買取詐欺です。
ギフト券買取業者の中には、悪徳な詐欺業者も存在します。
詐欺業者を利用してしまうと、Appleギフトカードを騙し取れてしまうのです。
詐欺業者は、Appleギフトカードを騙し取ったあとWebサイト等を全て削除し姿を消してしまいます。Appleギフトカードを買い取りしてもらいたい場合には、優良業者を利用するようにしましょう。
参考元:電子マネー買い取りサイト「ナナギフト」運営の男2人を逮捕・新潟県警など 特殊詐欺グループの資金洗浄か|新潟日報
3:重要!Appleギフトカードの使用ルール
Appleギフトカードの詐欺について紹介してきました。
詐欺に遭わないためにも、Appleギフトカードの使用ルールについて確認しておきましょう。
2つのルールを覚えておくだけで、詐欺被害の防止につながります。
2つの使用ルール
- (1)Appleギフトカードの使用できる場所
- (2)コードは知らない人に伝えない
さっそく解説していきましょう。
3-1:Appleギフトカードの使用できる場所
1つ目のルールは、Appleギフトカードの使用できる場所について把握しておく必要があります。
Appleギフトカードは、以下の場所で使用することが可能です。
使用可能場所
Apple Store、apple.com
Appleギフトカードの使用場所は、主に2つです。Apple Storeで引き換えて、アプリやApple MusicやiCloud+などで使用することもできます。
注意!使用できません
- 請求書の支払い(公共料金・医療費・借金の返済)
- 政府機関の手数料(社会保障費用・税金・移民関連費用)
上記の請求書の支払いや手数料等にAppleギフトカードは使用できません。
上記の支払いのためにAppleギフトカードが必要と言われた場合には、100%詐欺です。
すぐ警察に相談し、Appleギフトカードは購入してはなりません。
3-2:コードは知らない人に伝えない
2つ目のルールは、知らない人にAppleギフトカードのコードを伝えないことです。
Appleギフトカードのコードを知られてしまえば、すぐに使用されてしまいます。Appleギフトカードは、カード実物がなくてもコードを知っていれば使用することが可能です。
知らない人にコードを伝えないでください。
4:返金の可能性あり!詐欺に遭った時の4つの対処法
万が一、Appleギフトカードの詐欺に遭ってしまったらどうすれば良いの?
もしも詐欺に遭われた場合には、素早く対処する必要があります。
今回は、対処法について紹介しましょう。
- 警察に相談し被害届を出す
- Apple サポートへ連絡する
- 消費者センターへ相談する
- クレジットカード会社へ連絡する
上記4つの対処法について詳しく紹介していきます。
4-1:警察に相談し被害届を出す
1つ目の対処法は、警察に相談し被害届を出すことです。
電話 | オンライン |
#9110 最寄りの警察署 | 相談窓口 |
被害に遭ったことを証拠(メールのやり取り等)を集めた状態で、相談してください。
お金が戻ってくることは難しいことが多いです。しかし同じ被害者が多くいれば、警察も捜査に動いてくれる可能性は大きくなります。
被害届を提出し、被害に遭ったことを告知するようにしてください。
4-2:Appleサポートへ連絡する
2つ目の対処法は、Appleサポートへ連絡することです。
Appleサポートでは、詐欺の状況に応じて様々なサポートを行っています。
状況に応じて対応は異なります。まずは連絡し、詐欺に遭ったことを相談してください。
電話 | オンライン |
0120-277-535 | support.apple.com |
Appleの対応一覧
未使用カードの返金 | ギフトカードが未使用の場合、返金が可能 |
ギフトカードの無効化 | カードを無効化し、残高使用を防ぐ |
残高の再発行 | カードの残高を新しいカードへ移行 |
※上記の対応は、詐欺の状況に応じて対応が異なります。内容を保証するものではないため、まずはAppleサポートへ相談してください。
4-3:消費者センターへ相談する
3つ目の対処法は、消費者センターへ相談することです。
電話 |
188 |
消費者ホットライン(188)や地域の消費生活センターでは、詐欺に遭った際の法的な難しい問題のアドバイスを受けることができます。
警察などでは相談できないような悩み事など、消費者センターで相談してみましょう。
4-4:クレジットカード会社へ連絡する
4つ目の対処法は、クレジットカード会社に相談することです。
クレジットカード会社への相談は、クレジットカードでAppleギフトカードを購入した場合に対象となります。
クレジットカードでAppleギフトカードを購入した場合、追加の詐欺に遭わないためにもカード会社へ連絡してください。また、詐欺に遭った旨を説明することで補償についても相談が可能です。
被害にあった金額の補償を受けられる可能性があります。必ず連絡しましょう。
まとめ
Appleギフトカードを悪用した特殊詐欺について紹介してきました。
「Appleギフトカードで支払ってください」と言われたら、詐欺だと思うようにしましょう。また、不安な場合には家族や友人、警察に相談してください。
詐欺に遭えば、下記のような被害が出ます。
- Appleギフトカードを騙し取られた
- お金が振り込まれない
- 個人情報が悪用された
もしも被害に遭った場合には、すぐに警察とAppleサポートへ連絡しましょう。
ぜひ参考にしてみてください。